甘柿 苗木 花御所 12cmロングポット苗 はなごしょ カキ 苗 かき

花御所は極晩生の完全甘柿です。

◆甘柿の中でも最高といわれる甘みが特徴です◆
1700年代に、ある農民の男性が奈良県で栽培されていた御所柿の枝を持ち帰り、自分の住んでいる場所で栽培を始めたのがきっかけです。栽培されている場所の名前を付け加えて、「花御所」と呼ばれるようになったそうです。現在もその産地である鳥取県で栽培されています。

果実は200g前後、富有と同じくらいの大きさです。ヘタの部分が少しくぼんでいて、縦に半分に切ると、丸めのハート型の断面になります。橙色でつやのある果実ですが、果皮にシミができたり、ヘタスキが発生したりするので、少し注意が必要です。糖度は20度を超えるものもあり、とても甘く、完熟し渋が完全に抜けた後のとろけるような（ぬめりさえ感じる）甘みは、甘柿の中でも最高と言われています。

1本でも結実しますが、自家結実性が低いので、近くに禅寺丸、筆柿、さえふじなどの受粉樹を植えた方が良いでしょう。

花御所は極晩生で、特に熟すのが遅いタイプです。熟する時期に寒さが厳しくなると渋の抜けが悪くなることがあります。寒い地域で栽培する方は注意が必要です。

◆育て方◆
カキは育てやすい品種で、家庭栽培向けといえますが、いくつか注意が必要な点もあります。

摘蕾・摘果を適切に行うことは大切な点です。実をつけすぎると翌年の実つきが悪くなります。枝の先の方に花芽がつくので、枝を剪定する時には先端部分を切りすぎないように注意が必要です。

植え付けは、水はけ・水もちがよければそれほど場所を選びませんが、日当たりの良いところを好みます。秋〜梅雨位までに植え付けします。9〜11月や3月以降など、暖かくて日差しがある時期に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。

落葉病やヘタムシなどの病害虫に注意してください。

柿の苗木は特に芽吹き時期が遅れることが多く、2年越しに芽吹く場合があります。

開花時期:5月
収穫時期:11月
最終樹高:2〜5m
栽培適地:関東〜九州