甘柿 苗木 西村早生 12cmポット苗 にしむらわせ カキ 苗 かき

西村早生は、早生品種の代表的な不完全甘柿です。

◆早い時期に熟すことで人気のある品種です◆
富有と赤柿の交配によって滋賀県で誕生したと考えられています。主な生産地である滋賀県では9月末から収穫が可能で、いち早く柿を楽しめることから人気となりました。

果実は220g前後、果肉は粘質、糖度は15度前後でさっぱりした甘さです。黒い斑点が入ったら、甘くなった証拠です。

1本で結実しますが、2品種以上植えると、より結実し、甘味も増します。雄花の多い禅寺丸や筆柿などを近くに植えると果実がより大きくなり、成熟しやすくなります。

◆どうして黒い斑点（ゴマ）ができたら甘くなった証拠なの？◆
柿の渋のもとは、果実に含まれている水溶性のタンニンです。食べるとこのタンニンが溶け出して渋さを感じます。果実が熟すとタンニンが水に溶けない形（不溶性）になり、黒い斑点（ゴマ）として固まります。それでこの斑点は、渋が抜けているかどうかを知る目安になります。

◆育て方◆
カキは育てやすい品種で、家庭栽培向けといえますが、いくつか注意が必要な点もあります。

摘蕾・摘果を適切に行うことは大切な点です。実をつけすぎると翌年の実つきが悪くなります。枝の先の方に花芽がつくので、枝を剪定する時には先端部分を切りすぎないように注意が必要です。

植え付けは、水はけ・水もちがよければそれほど場所を選びませんが、日当たりの良いところを好みます。秋〜梅雨位までに植え付けします。9〜11月や3月以降など、暖かくて日差しがある時期に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。

落葉病やヘタムシなどの病害虫に注意してください。

柿の苗木は特に芽吹き時期が遅れることが多く、2年越しに芽吹く場合があります。春先に休眠から覚めないことがありますが、翌年には芽吹きます。ご了承ください。

開花時期:5〜6月
収穫時期:9〜11月
最終樹高:2.5〜3m
栽培適地:東北〜九州